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  • 2013.03.12 Tuesday
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遅まきながら…サミットと小劇場。

P-nutsのるぅ(久原)です。サミットの感想をば。
ほとんどみんなが書いてくれていますがw
なのでわたしは小劇場の運動と重ねて、思い出しながら書こうと思います。

各県代表の皆さんの話は、現場で先頭きって動いている面々なだけに、説得力がありました。

■パネラー
北九州:泊 篤志 (飛ぶ劇場
福  岡:山下 晶 (グレコローマンスタイル
佐  賀:辻 恵子 (劇団Ziシアター
長  崎:福田 修志 (F's Company
大  分:佐倉 吹雪 (演劇集団P-nuts
熊  本:堀田 清 (劇団 石
熊  本:池田 美樹 (劇団きらら
宮  崎:永山 智行 (劇団こふく劇場
鹿児島:仮屋園 修太 (劇団LOKE
■コーディネーター
高崎 大志(NPO法人FPAP
(敬称略)

また、パネルトークには会館を管理している立場の方も3名いらっしゃったので、他県における行政・会館主導での文化芸術の発展についての話も、詳しく聞けました。

北九州芸術劇場では「創る」「育つ」「観る」の3つのコンセプトに基づいたプロデュース公演があります。

メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)は主催行事に関東の買い上げをなるべくしない、定期的な各種ワークショップを開催し、県民に広く芸術活動に接する機会を提供する等の活動をされています。

ぽんプラザでは、座席数の少なさと使用料の安さを武器に、若い団体が連続公演を行い場数を踏むことで、育っています。500枚チケットが売れるなら、単純計算で5回本番ができるわけです。

本番の舞台を踏むことは、役者にとっても大きな経験ですが、同時に「スタッフが育つ場」でもあります。

演劇に限らず、どの芸術活動でも、出演者は稽古場で反復がある程度はできます。
というか、そこで手応えがなければ本番の舞台を踏むなんてありえません。
しかし、仕込み・音響・照明・当日の受付や楽屋なんて作業は「本番」でしか経験できないのです。
自前の音響機材や、照明を使った会館での稽古なんて、よほど運営資金がなければできません。

前出の会館や熊本県立劇場では、手を変え品を変え、いろんな企画を精力的に行われ、小規模団体へのチャンスを与えてくれています。
例えば、地域演劇祭「熊本リージョナルシアター」や、ぽんプラザホールの「ロングランシアター」、宮崎県立芸術劇場の演劇ワークショップ「せりふ書いてみる?」など、すぐに思い出すものだけでも、バラエティーに富んでいます。

こういった「行政・会館主導」のメリットは、知識と技術の不足した若い、もしくは小さな団体にも経験のチャンスが生まれることです。
自然と、公演機会の増加・観客人口の開拓・表現技術の向上が行われているのです。
それは同時に、会館スタッフの培った知識の継承につながるのです。

これが、私達の主張する「場が人を育てる」です。

わが県において、大分県立芸術会館や文化会館のスタッフのみなさんの膨大な経験と知識に触れる機会は、残念ながら1000名の動員ができないわたしでは、新人に目で見せて教えることができません。
自分が経験して身になったこれらの事を、後進に言葉でしか伝えられないもどかしさを、いつも感じます。
第1回おおいた演劇祭では、大分県立芸術会館で上演したコラボ企画で、総合舞台監督を務めた清末が交渉し、緞帳のスイッチを各チームの舞台監督が触らせてもらえました。さすがに綱元は無理でしたが。
(P-nutsは芸館使用経験のある団員が、片側だけ任せてもらえました。ありがとうございました!)
でも、それが「特別な事」だと気づいていない若手もいました。
つくづく、反省しました。
長崎代表の福田さん(F's Company )と北九州代表の泊さん(飛ぶ劇場)の言われた「相談できる先輩・演劇人」というキーワードが胸に刺さりました。
そして思いを強くするのです。
チケットを売らねば…と。観劇人口を増やさねば…と。

しかし、そのステップアップをする場所が、大分市にはありません。
民間の小ホールでは、やはり制限があります。そこでできる舞台表現も、もちろんあります。個人的にはそこでやってみたい事がたくさんあります。
でも、+αの欲が出たときに、チャレンジできる場所が無いのです。

ホップ・ステップ・ジャンプって言うじゃないですか。
まずその足がかりを!


それが小規模劇場なのです。


熊本の池田美樹さん(劇団きらら代表・劇作家・演出家)が興味深い情報をくださいました。

皆さんもごご存知かと思いますが、九州新幹線全線開業(平成23年春)に伴う県都の玄関口であるJR熊本駅前周辺の整備が計画されています。

劇場を中心とした複合ビルです。
中心市街地活性化基本計画では
「中心市街地の文化・芸術の発信の場として多目的ホールの整備を行う事業であって、併せて整備を行う商業・業務施設と共に「人々が活発に交流しにぎわうまち」という目標に寄与する事業であることから、中心市街地の活性化に必要である」
とし、基本方針(素案)等では
「この情報交流施設は「人、情報、文化が交流し、豊かさと活力を生み出す『情報交流拠点』」を基本コンセプトに、「訪れる人の好奇心をくすぐる『知の拠点』」として、幅広い分野の情報提供や九州・熊本の魅力の発信を行うとともに、訪れる人が集い賑わう交流の場となる施設にしたいと考えています。」
としています。
参考:熊本市HP「情報交流ホール施設」関連
その1
その2

新幹線がとまる駅!そして熊本の顔!
熊本を印象付ける重要な街区に建設される多目的ホールはなんと500席を予定しているのです!(ほぼ決定だと伺ってます)
熊本県立劇場は「人材育成事業」を始め、さまざまな文化事業を行っています。
九州内の行政発文化事業として、熊本はかなりの力を入れていると思います。(しかも継続的に!)もちろん、県立ですが中心市街地にあります。

そんな熊本が「熊本の顔」となる駅前ビルの中に作るのは、500席のホールなのです。

さらに池田さんをはじめとする熊本の演劇人と芸術団体は、ホールに隣接するリハーサル室について
「ホールを借りなくても単独で使用したい」
「小ホール的な利用をし、公演ができる環境を整えてほしい」
と、行政に働きかけています。

大分市が、リハーサル室を小ホール的な利用のできる施設に整備したい、と、方向性を定めてくれたのは、熊本の芸術団体への希望と活力にもなっています。
讀賣新聞で取材していただいた記事も、考えさせられる内容でした。
※H21.03.29付 「小劇場が欲しい!/北九州 閉鎖止められず・大分 新設求め署名」

私たちの住む大分市に、そして九州に!これから、どんなスペースができていくのか。
これからも話し合いの場を持っていただけるよう、粘り強く、活動を続けていきたいと思います。



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  • 2013.03.12 Tuesday
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  • 16:46
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コメント
いやいや〜
こういう活動を続ける中で、諸先輩方に教えてもらったいろんな経験や知識を、ようやく言語化できたかな。
ってかんじです。

相談できる先輩がいるのは、すばらしいことですよね〜
  • るぅ
  • 2009/06/19 4:37 PM
ほう…
うっとり…
るぅさん、見事なレポート…
一緒に行ってたのに目からウロコですぅ…
すばらすぃ!
小劇場ほしーい!!
何度も公演を積んで、成長できたらなぁ!
  • 2009/06/19 3:35 AM
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